【検証】60%UPはどれくらいお得だったのか?マリオットポイント購入してみた

Marriott Bonvoy

Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)に統合されてから最大と言われるポイント購入キャンペーン。
なんと購入ポイントに加えて更に60%分のポイントが付与されるというもの!

基本的にはポイント購入はコスパが悪いことが多いと言われています。
では、今回の60%UPキャンペーンはどうだったのでしょうか?

キャンペーン自体は2020/7/15に終了してしまいましたが、今回、mainagiは19,000Ptを購入してみました。

実際の支払額と、1Pt当たりの価値を計算し、今後のポイント購入に活かしていきたいと思います。

Marriott Bonvoyのポイント購入制度とは

ポイントの基本について

Marriott Bonvoyの対象施設では、宿泊実績などに応じてポイントが加算されます。
基本は宿泊料金1米ドルごとに10Pt(公式予約に限る)。
ここに、シルバーからアンバサダーまでのエリート段階ごとに+α(10~75%)のボーナスポイントが付く仕組みで、上級会員になるほどポイントがザクザクたまります。

ちなみに、会員ランクを上げていくにはかなりの費用(宿泊実績)が掛かりますが、ゴールドエリート会員の資格(年間25泊分の実績)を0泊で手に入れることができるルートがあります。
SPGアメックスカードの発行です。
年会費3万円超と高額ですが、その年会費が安いと感じるほどメリットが多い最強カード!
そもそも年間25泊と言えば、最低でも20万円は経費が掛かります。
それを3万円で維持できるのですから、それだけでもお得です。
また、クレジットカードとして利用した分のポイントも自動的にMarriott Bonvoyのポイントとして加算されていきますので、どんどんポイントが溜まっていきます。
Marriott Bonvoyの会員であればSPGカードは絶対オススメです♪

紹介だけご希望の方はこちらからどうぞ☟
SPGアメックス紹介フォーム
Marriott Bonvoyのご紹介もここからでOK

※リンク先に飛んだら、名前(ニックネームでOK)、メアドを入力し、タイトルに「SPG紹介よろしく」的なことを書いていただければご返信させていただきます。尚、個人情報は一切不要です。アドレスも連絡完了後は削除させて頂きます。紹介実績はありますが、これまでトラブルなど一切無いのでご安心ください。
※Marriott Bonvoyだけ紹介希望の方は、タイトルを「マリオットのみ紹介希望」にしてください。

ポイント購入制度について

基本的には宿泊実績などの利用で溜まっていくポイントですが、Marriott Bonvoy会員は1暦年に最大合計50,000ポイントまで、ポイントを購入することができます。
※ギフトとして受領することも可能。

ポイントは1,000ポイント単位で購入でき、価格は1,000ポイントにつき12.50米ドルとなっています。

正直な話し、マイナスポイントとしては取引が米ドル換算で行われるところ。
つまり価格は為替レートに影響されるため一定では無い上に、クレジットカード決済時に手数料が掛かります。
ポイントを購入したほうがいいかどうかは、キャンペーンや為替レートを加味して計算しなければいけません。

ポイントが購入できるようになるのは、新規入会(アカウント発行)から90日経っているか、または1度でも宿泊実績があれば30日後からとなります。

ポイントの使い道

貯めたポイントは、宿泊で利用したりマイルに交換することができます。

マイルに移管する場合、3P=1マイルとなります。つまり、マイル還元率は1%(100円=1マイル)です。

しかし、60,000Ptを一括でマイル交換する場合には、なんと15,000ボーナスポイントが付与されるんです!
本来であれば60,000マリオットポイント=20,000マイル(還元率1%)のところ、25,000マイル(還元率1.25%)になるというわけです。

マイル還元率は1%あれば高レートと言われていますので、1.25%は各航空会社が発行するクレジットカード(しかもゴールドカードレベル)に並ぶとも劣らない還元率と言えます。

キャンペーン概要

さていよいよ本題です。
Marriott Bonvoy会員を対象としたこのキャンペーン。
プロモーションの「ポイントを購入」または「ポイントを贈呈」ページからポイントを購入すると、60%のボーナスポイントをもらえるというもの。

しかも通常であれば年間で購入できる上限ポイントは50,000Ptですが、この期間はその2倍、つまり最大で100,000Ptを購入することが可能となります。

当初2020年6月30日までだった本キャンペーンですが、最終的に7月15日まで延長されました。
やはりコロナ禍にある今、少しでも現金収入を増やしたいというのが本音でしょうか。
とはいえ、利用者にもメリットがあるキャンペーンはウェルカムです!

今回の60%UPキャンペーンは、過去最高のUP率となりました。
2020年2月頃にも50%UPキャンペーンがあり過去最高と言われましたが、数カ月で記録更新した形です。
50%UPの時に買っておかなくてよかった。。。(実際には入会したばかりで買えなかったんですけどね)

mainagiが購入したポイントは?

さて。
ポイント購入する場合、価格は1,000ポイントにつき12.50米ドルでした。
しかし実際にはクレジットカード会社の外貨決済手数料などが加算されます。
mainagiが購入した明細を参考に計算してみます。

購入時(2020/6/22)の米ドル為替は107円程度でした。
しかし実際に引き落とされた金額はこちら。

換算レートで109.221円になっています。

ということで、ここからは1米ドル109.221円を基準として考えていくことにします。

1ポイントあたりの価格は?

ではさっそく、1Pt当たりの価格を考えていきましょう。
ポイントは10,000Ptを購入すると仮定します。

通常時

ポイントの価格は1,000ポイントにつき12.50米ドルでしたね。

この条件で1万Ptを購入すると、
1,000Pt=12.5米ドル=1,365.3円なので、13,653円になります。

つまり、1Pt=1.365円となります。

60%UP時

今回のキャンペーン、60%UPでの価格はどうでしょうか。

同じく1万Ptを購入すると金額的には13,653円で同じですが、ここに6,000Ptが追加されます。

つまり、13,653円÷16,000Pt=0.853円という計算になります。

利用加算時

では、最後に通常利用で得られる場合を考えていきましょう。
1万Pt購入時に合わせ、1泊13,653円のホテルに宿泊したとします。
また、この場合は国内での利用を想定し、決済手数料不要の為替レート=107円をそのまま使用することにします。

通常会員の場合

宿泊料金1米ドルごとに10Ptですので、単純に1Pt=10.7円になりますね。

ゴールドエリートの場合

SPGアメックスカード付帯のゴールドエリートの場合はどうでしょうか。
宿泊料金1米ドルごとに12.5Pt、更にウェルカムポイント500Ptが加算されますので、
13,653円÷107円×12.5Pt+500Pt=2,095Ptとなります。

つまり、1Pt=6.517円です。

1ポイントの価格を考えると、圧倒的にポイント購入した方がお得だということが分かりましたね。
しかし大事なのは、「そのポイントをどのように使うか」です。

そもそも、利用時のポイントはあくまで付加価値なので、ポイント購入とは少し意味合いが変わってきます。
付加価値で付いたポイントは、比較的どう使っても既に目的(ショッピングや旅行など、クレジットカードを使った要因)は果たされた上でのオマケのようなものであるのに対し、購入した場合はその購入自体が目的となるため、使い方次第によっては損してしまうことがあるのです。

購入する場合のポイント価値を考える

では次に、ポイントの価値を考えてみましょう。

通常購入時であれば、ポイントの価格は1Pt=1.365円でした。
つまり、使用時に1Pt=1.365円以上の価値があれば元が取れるという計算になります。

宿泊の場合

まず宿泊でのポイント価値を考えましょう。
宿泊日を2020/8/14(金)-15(土)のお盆期間中に設定。レギュラーレートのポイント数です。

まずは、同カテゴリー内(カテゴリー4/必要ポイント25,000)で比較してみます。

2020/4月に開業したばかりのフェアフィールド札幌。
こちらはポイントの必要数25,000Ptに対し、料金支払いの場合は14,944円となっています。
つまり、1Ptあたりの価値は0.598円です。
購入した場合のポイント価値が1.365円以上で元が取れる計算でしたので、これでは損してしまいますね。

ちなみに今回のキャンペーン=60%UPで購入した場合でも1Ptの価値は0.853円でしたので、この場合でも損してしまう計算になります。

同じカテゴリー4で同ポイント数が必要なシェラトングランデ(宮崎県)はどうでしょうか。
支払い料金の場合は46,238円となっています。
こちらの場合は1Ptあたりの価値が1.85円となりますので、得になります。

60%UP時に購入していた場合は、ポイント価値が約2倍になる計算です!

ちなみに、同期間で最もポイント価値が低いのは、コートヤードバイマリオット東京ステーションでした。

こちらはカテゴリー6なので必要ポイント数が50,000Ptであるにも関わらず、料金支払いの場合はなんと15,325円です。
つまり1Ptの価値はたったの0.307円にしかなりません。。。

必要ポイント数は設定されたピーク・レギュラー・オフピークの時期によって異なりますが、料金支払いの場合は休日や地域性にも左右されます。
その時々でどこが最もお得にポイント活用できるかは変わってきますので、使用される際は必ずご自身でポイント価値の計算をしてみることをお勧めします。

マイルの場合

次にマイルに交換した場合はどうでしょうか。

マリオットポイントは、3Pt=1マイルで交換が可能でしたね。

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mainagiが購入した30,400Ptで考えてみると、25,940円÷10,000マイル=2.594円のマイル価値となります。

1マイルの価値は平均して2~4円程度と言われていますので、マイルのために購入するのはあまりお得では無さそうですね。

ただし、マイルの価値は無限大!
特にビジネスクラス以上で使用する場合は10円以上に化ける可能性も秘めているので、一概に得しないわけではありません。

また、マリオットポイントからマイルに移行する際は60,000Pt以上だと25,000マイル(通常20,000マイル)となりますので、更に価値が上がります!

ポイント宿泊とマイル交換、どう使うのがいい?

最後に、ポイント宿泊とマイル交換のどっちがよりお得な使い道になるのかを考えてみます。
結論から言うと、これはもう「どう使うか」によって答えが変わってきてしまいます。

もし、マイルの価値を最大限上げることが出来るのであれば、圧倒的にマイル交換した方がお得になります。
しかし、2.594円のマイル価値と同等以下にしかならない場合は、マリオットポイントを購入するお金で普通に航空券を購入するのと変わらなくなってしまいます。
この場合は、宿泊に使った方がお得ですよね。

しかも、ポイント宿泊はその施設内で1番下のクラスのお部屋しか選べませんが、SPGカード付帯のゴールドエリート以上であればお部屋のアップグレードが期待できます。
アップグレードされた分の差額も含めて考えると、よりお得感がUPします♪

ちなみにマイルのために購入する場合は、90~100%ポイントUPの機会があれば価値が2.1円を切りますので、その時は迷わず購入することをオススメします!
このレートに60,000Ptをまとめて移行したら・・・全陸マイラーが歓喜することでしょう。

まとめ

過去一と言われたポイントボーナスキャンペーン。
通常時に購入するよりも1Ptあたり0.5円もお得に購入することが出来ました!
コロナ禍において外貨が概ね円高にふれており、キャンペーン期間中の米ドルも106~108円という為替レートだったことも美味しいポイントでした。

次はどんなキャンペーンが出てくるのでしょうか!?
しばらくはこのレートでのボーナスアップは期待できないと思われますが、また今回並みのキャンペーンがあれば、mainagiは再度購入するつもりです!

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