都内でひとりといっぴき暮らしをしているmainagiです。
一人暮らしで猫を譲渡してもらうのはハードルが高いと言われています。
わたしも近所で野良猫探しを始める有り様でした。。。
この記事では、難しいと言われる一人暮らしの保護猫譲渡にたった1回の応募で里親に選ばれたわたしが応募前にやったこと、応募時に意識したことなどをご紹介していきます!
事前に準備しておくこと
一人暮らしへの譲渡が厳しいのには理由があります。
虐待の可能性が高くなることに加え、無責任である可能性も高いからです。
きちんとしてる人からしたら、一人暮らしだからってそんなレッテルを貼られるのはいい気がしないですよね。
ただ、実際にそういう人が多いのもまた事実なのです。
そして逆に言えば、そういう懸念点をクリアしていけば譲渡の可能性も高まるということです!
覚悟
まず大前提として、一生責任を持ってその子を世話していく覚悟はありますか?
猫が長生きしてくれた場合、20年は一緒に生きていくことになります。
その間には、病気をして多額の治療費が必要になることもあります。
動物の介護は思った以上に大変です。(実家猫の介護経験があります。)
一人暮らしで猫を飼うということは、急なお泊りは出来なくなるし、突然の飲み会の誘いも断らなければいけません。
仕事で疲れて帰ってきても、猫の遊び相手は自分しかいません。
平日でも土日でも関係なく、朝早くから起こされて寝不足になる可能性もあります。
我慢しなければならないことがたくさん出てくるんです。
そして、環境の変化(今は独身でも、結婚したり子供が生まれたりなど)があった場合でも、手放すことを考えない心構えも必要です。
わたしは結婚を前提にお付き合いしていた彼が猫アレルギーだった為、お別れを選んだ過去があります。
その時はまだ猫を飼っていなかったにもかかわらず、です。
命を預かるということを、今一度真剣に考えてみましょう。
環境
次に、当然のことながら「ペット可」の物件に住んでいるということです。
猫が手元にきてから考えよう、というのは甘いです。
飼うと決めたら、まずは譲渡を申し込む前に環境を整えましょう。
譲渡する側も、環境については厳しくチェックしています。
ちなみにわたしは、猫を飼う為にペット可のマンションを購入しました。
猫を飼おう!と覚悟してから実際に猫が手元に来るまで、こういった環境を整える準備期間も含め、トータル5ヵ月掛かっています。
とにかく、焦らない。急がないこと。
自分ができる努力はすべてしておきましょう。
資金
猫を飼うにもお金が掛かります。
毎日のご飯代、トイレの砂やシート代、おもちゃや爪とぎ、去勢避妊代、病院代etc・・・
通常時であれば大したことは無い金額ですが、病気をしてしまうと一生医療費が掛かります。
人間のように保険は適用されないので、結構な金額となります。
それから、ペット可の物件は一般的に賃料が高い傾向にあります。
今、余剰資金がどれくらいあるのかも念頭において、本当に飼えるのかどうか考えましょう。
譲渡してもらえる確率を上げるための4項目
準備が整ったら、さっそく譲渡に向けて動いていきます!
ちなみに一人暮らしがやってみるべき保護猫の譲渡方法については☟こちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
1、自分の譲れない条件、譲れる条件を明確にする
まずは条件を決めましょう。項目はこんな感じです。
ひとつずつ見ていきます。
例えばわたしの場合。
自分の生活スタイル
例えばわたしは既にマンションを購入しているので、これ以上広い部屋に簡単に引っ越すことは出来ません。
つまり、現状を考えれば多頭飼いは出来ないということになります。
また、我が家のインテリアは白で統一していますが、猫グッズはカラフルなものが多いです。
いいな、と思うとビックリするくらい高額になります。
どちらをとるか考えた時、わたしの選択はお金を掛けることになります。
猫について
本来であれば、虐待されて人間が怖い子だったり、キャリアであっても受け入れたい気持ちは山々です。
そういう子を一匹でも幸せにしたくて、飼うなら保護猫と決めていたことも事実です。
しかし、綺麗ごとだけでは一生面倒を見ていくのは無理です。
わたしは自分の生活スタイルを考えた時、
・お留守番の時間が長いことに耐えられるか?
・病気を発症しても仕事は長期間休めないという事実
・自分の構い過ぎる愛情を受け止めてくれるタイプか?
などを考えました。
ちなみに、しっぽが長い子というのは自分の好みです♪笑
10年単位で一緒に暮らしていく子です。自分の好みも大事ですよ!
譲渡について
わたしは女性の一人暮らしのため、防犯意識が強いです。
(昔空き巣に入られた経験があるので特に・・・。)
基本的に譲渡は自宅に連れてこられることが多いと思うのですが、できるだけ見ず知らずの他人に住所を知られたくない。家に入れたくない。
そこで、最大限譲れる範囲として女性1人だけならOKということにしました。
それから、幼い頃から実家でも猫を飼っていたので、アレコレと上から目線で指示されたり、虐待防止に1年間は毎月写真付きのメールを送らないといけなかったりするような、まるで疑われて監視されているような条件が嫌でたまりませんでした。
その為、保護主の人柄も重視することにしました。
2、むやみやたらに応募しない
条件を決めたら、それに沿って応募していくことになります。
何度も落選すると、焦って自分の条件を変えたり、とにかく数をこなそうと複数応募したりしてしまうかもしれません。
でも、一番大切なのは【自分と相性の良い猫と出逢うこと】です。
決めた条件は変えない(譲渡条件は変えてもOK)、焦らない。
長期戦は覚悟しましょう。
また、一度に何匹も申請していると、保護主は違えど同じ保護猫団体に所属している方だった、なんていう可能性が無きにしも有らずです。
その場合、『この人、猫だったら何でもいいのかな?怪しい・・・』と思われる要因にもなりかねませんよね。
焦らずに待つこと。
3、見極める
隅から隅までしっかり募集要項を読み、自分は譲渡対象に当てはまっているのか見極めましょう。
例えば項目上は〈単身者OK〉となっていたとします。
でも条件や文章を読んでみると、この保護主さんは一人暮らししたことがないのかな?と思われる内容だったり、複数応募があれば単身者は選ばれないな、とわかる内容だったりすることがあります。
そういう募集には、いくら労力をかけて応募しても可能性は限りなく低くなります。
それから、保護主さんはどういう人物なのかを想像してみましょう。
サイトによっては、登録者のプロフィールなどが見られるところもあります。
わたしの場合は、自分と同じように若い女性で一人暮らしをしている一般会員の方の募集に申し込みをしました。
ご自身も単身者による不利さや不便さによって、結局保護猫ではなくブリーダーから購入したという経歴を持つ方で、わたしの話にとても共感してくださる方でした。
どんなに気に入った猫がいたとしても、条件が合わなければ譲渡の可能性はありません。
応募したいなと思っても、募集要項や保護主さんがどんな方なのかを見極め、自分が選ばれる可能性の高い募集に申し込むようにしましょう。
・・・とは言っても、これがなかなか難しいです。
わたしの場合は譲渡条件に対する譲れない項目(自宅訪問NG、長期間の監視NG等)が保護団体にとっては必須条件だったので、もう保護猫は無理なのかな・・・ペットショップしか無いのかな・・・と思うようになっていました。
冒頭に書いた、野良猫探しを始めたのもこの段階です。
それでも、最終的には全条件をクリアしている猫さんと保護主さんに出逢うことができました!
そして、とっても幸せな今があります。
心が折れそうにもなりますが、猫さんとの幸せな日々を妄想しながら頑張りましょう!
4、とにかく誠意が伝わる文章を書く
保護主さんと応募者は、一切面識がありません。
虐待や詐欺の可能性も否定できない中、多くの保護主さんは、応募文章を読んで判断するしかありません。
募集要項が上から目線な言い回しだったり、最初から人を疑ってかかるような条件だったりするのは、ある意味仕方のないことです。
〈単身者〉という譲渡におけるハンデを背負う私たちに出来ることは、とにかく誠意を伝えることしかありません。
・猫を迎えるにあたりどんな努力をしたのか
・これまでの動物との接し方
・一人暮らしでも猫のためにできること
・どうしてこの猫を希望しているのか etc・・・
そこまでやっても選ばれなかった場合は、その猫さんとはご縁が無かったのだと諦めましょう。
あなたの運命の猫さんは、きっと他にいるということです。
まとめ
大切なことをまとめるとこうなります。
一人でも多くのひとり暮らしの方が、運命の猫さんと出逢えますように!
ちなみにわたしが出逢ったのはこちらのサイトです☟
単身者の可否など、いろんな条件で検索できます。
登録者のプロフィールも見ることができ、保護団体の方や個人会員の方など様々な方が利用されています。
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