外貨両替|アジア圏に行くならクレカの海外キャッシングを使ってみよう!!

台湾やバリ島などの海外旅行記ブログを読んでいると、結構な割合で国内の空港で外貨両替をしている方がいらっしゃいます。

乗り継ぎでトランジットが長く小銭が欲しいなど理由があれば分かるのですが・・・
なぜわざわざ最もレートや手数料が割高であろう場所で両替してるのかなーと思ってしまいます。

時代はキャッシュレス!
手元にあるクレジットカードを、もっと有効活用していきましょう!!

海外キャッシングを勧める理由

メリット

手軽、便利

まず、断然便利なこと。
旅行中に現金が足りなくなっても、「どこの両替所のレートがいいか」なんて考えたり比較しなくて済みます。
それに、「お金抜かれてるかも・・・」なんていう心配もなし。

ATMさえあれば、現地通貨を引き出すことができます。
ATMは空港に必ず設置されていますので、現地入国後すぐに現地通貨を手に入れることができますよ。

手数料が安い

これが最も魅力に感じるところです。

掛かる手数料は、以下3点です。
・現地のATM手数料(カードによって異なる/楽天カード、エポスカードなど)
・利息(カードによって異なる/楽天カード、エポスカードなど)
・海外事務手数料(クレジットブランドによって異なる/VISA、JCBなど)


海外事務手数料というのは、国際提携組織が指定する為替レートに、各クレジットカードブランドにて設定した利率(1.6~2.2%程度)を加えたものになります。

気になる利息に関しても、帰国後、返済さえ早く行えば高くなりませんよ。

デメリット

キャッシング=借金である

これが引っかかってキャッシング枠をつけていない方も多いのではないでしょうか。
実はわたしもそうでした。
しかし仕組みをきちんと理解し、自分が損しない使い方をすれば怖くはありません。
一度使ってみれば、「こんなに手軽だったんだ!」と感じてもらえると思います。

現地語または英語の理解力が必要

ATMを操作するのは現地に入国してからになります。
つまりATMの操作は現地語または英語で行わなければなりません。
ある程度英語が分かる方なら問題無いですが、日本語しか分からないという方は難しいかもしれません。
そういう方は、出発前の準備としてクレカでのキャッシング方法をネット検索しておきましょう。
国名を入れて検索すれば、その国でのATM操作方法を分かりやすくまとめてくださっているページがヒットしますので、その通りに操作すれば問題無いと思います。

海外キャッシングに向いていない人

  • 手間をかけて節約するより、お金を払ってラクした方がいい方
  • 帰国後すぐに返済できない方(面倒くさい、お金が無いなど)
  • 日本語しか分からず、調べるのも面倒な方

とにかく、そんな手数料ごときで手間が増えるのは嫌だ!という方には向いていません。
英語が分からなければ、事前にATMの操作方法や、そもそもATMが空港のどこにあるのかなど調べなければならないからです。
また、金利を低く抑えるためには帰国後1日でも早く返済しなければなりません。
そういった手間を面倒と思うようであれば、両替所を使うのが一番手軽です。

更に、キャッシング=借金であることを忘れてしまう方も向いていません。
節度を持って使いこなせないと、結局損してしまうことになるからです。

なぜ対象がアジア圏なのか?

ここで、タイトルに「アジア圏」と記載した理由を、実際の両替所とキャッシングの差額を比較しながら一緒に見ていきましょう。
※レートは全て2020.5.19時点とします。

3万円をアメリカドルに換金した場合

両替所

両替所のレートで参考にさせていただくのは、成田空港グループ直営のGPA外貨両替専門店グリーンポートさんの両替レートです。


レートは1ドル110.06円ですので、30,000÷110.06=272.6ドルとなります。

クレカキャッシング

今回比較するクレジットカードの金利やATM手数料はエポスカードを参考にしています。
※JCBカードではATM手数料が掛かりません。

レートは1ドル107.72円ですが、ここに国際事務手数料2%を上乗せし、109.87円とします。
30,000÷109.87=273ドルとなります。

更にATM手数料と利息が掛かってきます。

例えば1週間の旅行で10日目に返済が完了した場合。
ATM手数料220円(税込み)
金利148円(30,000円×年利18%÷365日×10日=10日分の金利)

合計368円となります。

差額は?

両替所が272.6ドル、キャッシングが273ドル、差額は0.4ドルでほとんどありません。
むしろ手数料の分だけ、キャッシングの方が損してしまいますね。

では次に、アジア圏代表として台湾ドルを見てみましょう。

3万円を台湾ドルに換金した場合

両替所

レートは1台湾ドル4.08円ですので、30,000÷4.08=7352.94台湾ドルとなります。

クレカキャッシング

レートは1台湾ドル3.59円ですので、ここに国際事務手数料2%を上乗せし、3.66円とします。
30,000÷3.66=8196.72台湾ドルとなります。

手数料はアメリカドルの時と同じ条件にします。
ATM手数料220円(税込み)
金利148円(30,000円×年利18%÷365日×10日=10日分の金利)
合計368円。

差額は?

両替所が7352.94台湾ドル、キャッシングが8196.72台湾ドル、差額は843.78台湾ドルです。
843.78台湾ドルを日本円に換算(実際のレート)すると、843.78×3.59円=3,029円になります。

3,029円からキャッシングの手数料&金利の368円を引くと、2,661円の差額となります。

どうでしょうか?結構とんでもない金額差になりますよね。

もうお察しの方もいらっしゃるかと思いますが、両替所のレートは外貨流通量が多いほうが手数料も低く設定されています。
片やクレジットカード会社は一律の手数料です。

つまり、アメリカドルやユーロであれば、わざわざキャッシングしてもそんなにメリットは得られないのです。
クレカキャッシングをするならアジア圏をオススメしているのはこういった理由からです。

旅行前に実際のレートと見比べてみて、どのくらい差額が出るか大体の試算をしておきましょう!

海外キャッシングのやり方

基本的に国内でのATM利用方法と同じです。

①カードを挿入
②言語を選択
③暗証番号を入力
④キャッシングを選択
⑤引き出したい現地金額を入力


ただし前述したように現地語または英語となりますので、事前に対象国でのATMキャッシングの使い方を調べておくようにしましょう。

ATM機には、使用可能なクレジットカードのブランドロゴが掲示されています。
VISAやJCBなら、主要な場所であれば大体使えますよ。

カードのロゴは見慣れていないタイプの場合もありますので、お気を付けください。

VISA使用OK

JCB使用OK

そもそもキャッシングの設定をしていなかったり、
暗証番号を忘れてしまうと使えませんので、事前に確認しておきましょう。

返済方法

実は返済の申し込みをしなくても、自動的に通常通りの請求書に乗ってきます。

しかしこの場合、クレジットカード請求のタイミングによって、利息が1ヵ月~2か月分加算されてしまいます。
それでは元も子もないですよね。

クレカキャッシングを選択した場合には、必ず早期返済の手続きを行いましょう!

早期返済方法はクレジットカード会社によって様々なので、ご自身が使いたいカードの返済方法がどうなっているのか調べてみてください。
電話で連絡して手続きする場合もありますが、インターネット返済ができる便利なカードもあります。

キャッシングを利用した場合は、早期返済をした分だけ利息が安く済みます

海外キャッシングにオススメのクレジットカード

わたしがオススメするのは断然こちら!

エポスカードです。

理由は3つ。

  • 年会費無料で海外旅行傷害保険が自動付帯
  • 国際ブランドのVISA
  • 初めてのキャッシング利用は30日間金利0円

海外旅行に持っていくだけで保険が適応されるこのエポスカード。
既にお持ちの方も多いのではないでしょうか。
VISAカードであればほとんどのATMで利用が可能です。

そして何と言っても注目すべきは、初めてキャッシングを利用する方は30日間利息がかからないこと!

この記事を読まれているということは、海外キャッシングをしたことがない方がほとんどかと思われます。
そんな方にぴったりなカードと言えます。

ただし、初めて以外の方にはデメリットもあります。
ATM手数料が掛かることと、VISAカードは国際事務手数料が最も高いことです。

既に一度でもキャッシングのご経験がある方は、ご自身がお持ちのクレジットカードの中で、
・手数料が低いもの
・返済方法が楽なもの
・対象キャンペーンがあるもの

など、一度いろいろ検討してみるといいかもしれません。

注意点

最後に、クレジットカードのキャッシングを使う上で注意すべきことをひとつあげておきます。

キャッシングは空港・銀行などのATMを使うことです。

コンビニや道路沿いにあるようなATMでは、スキミング被害に遭ってしまう可能性や、ひったくりなどに遭う可能性が否定できないからです。

くれぐれも周囲を良く警戒しながら、セキュリティのしっかりした場所で使用するようにしましょう。

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